『 気づいてショックでした 』
「 日頃から力の抜けない生活をしている事がよく分かり、鈍くなってしまっている事がとてもショックでした。」
これは先日担当したクライアントから、セッションの翌日に頂いたメールの一部。
メールをくれたのは、50代の看護師さん。
これまで水泳などの運動や様々なトレーニングをしていたスポーツマンで、様々な治療院を巡って、身体に気を使っていた方。
しかし、運動や仕事の後には決まって背中や首が辛くなり、現在も治療院に定期的に通い続けていた。それが普通だと思ってケアを続けていた。
「それっておかしくない!?」
って、
この方の知人だった、僕のお客さんから言われ、紹介で来店。
姿勢などの立ち振る舞いが、キチッとして、ピって感じ。作られた綺麗な姿勢。
背中や肩周りも筋肉で引き締まってる。努力されてるんだろうなぁ。。と身体を診て思った。
「それでいいと思ってたら、いいんじゃないですか?」
なんて言ってはみたが、紹介した知人からの話の流れもあり「自分で分かるようになりたい」というオーダーだった。
強く力むことを覚えた身体は中々、固有感覚に意識が向かない。
仰臥位での床との接地感も分からなかった開始時。
動いたり、緩めたり、ガイドしていった結果、
徐々に固有感覚に意識が向いて自覚ができるようになってきた。
現在地を知らないままに、運動したり治療を受けていたという気づき。
そして自身で自覚出来ていなかった結果、背中の不調に繋がっていたと気づいた時のショック。
このショック・・・すっげぇよく分かるわ。。
なんか自分は、店も一人でやってきたし、昔よりは少しか・・・なんて思ってた中での気づき。
現在地が分かるってこういう事だなぁ。って。
で、冒頭のメール。
「 日頃から力の抜けない生活をしている事がよく分かり、鈍くなってしまっている事がとてもショックでした。 」
なんて返しましょう・・?
「 そうなんです!知識や視覚イメージで動いていても、現在地を知らないことには、ドコからドコに移動したか分からないんですよ。つまり、その運動や治療が良かったのか悪かったのかも判断出来ない。」
「 まるでスイカ割状態で、割れたら(=痛いと)初めて何かに気づく。そうならないために・・・」
なんて返信して、自分はさも全て分かっているかのように振る舞いそうな過去の自分。
必要なこともあるかもしれないけど!・・・けど!
今は、
昨日のブログに書いた『この方の文脈 』に興味が湧いて仕方がない。
それで何がどうなるかはまだ分からないけど。
> なんでこの方は、水泳をやったりスポーツをして身体と向き合ってるんだろう。
水泳が趣味でそこが基準?
将来への不安?
職業柄?
> 出来ていないと気づいきショック。・・なんで?
嬉しい!にならないのは、過去のことが否定されているように感じたから?
なんでそんなに頑張るの?
まるで、
自分に問いかけているようだ。。。