小樽 Tさんからの学び

1,000円の夕食の価値を作る学びの中で感じた
・本当に価値を提供出来ているか
・ちゃんと恩を返せているか
という課題で挑んだ今日。
実際の仕事の場面にて。
本日来店された70代女性。
昨年の冬に雪道で転倒し、右膝を痛め、整形外科に行ったが問題なしとのことで紹介で来店された方。
こちらで数回来店した後に膝の痛みはなくなったが、月に一回ペースで通いたいというご希望で定期的に関わらせて頂いていた。
小樽から来店されているので、膝も良くなっているし冬になり交通の便が悪くなるからと、今回で卒業予定。菓子折まで持参いただき感謝された。
僕も何をお返し出来るだろうか。
最後の1回なので、しっかりと全身くまなく整えよう!…なんて今まででもやっていなかったことを願う。
ポテトサラダの二の舞だ。
相手をしっかり考えよう。
夕食の時と同じだ。
このタイミングでこの方が本当に食べたい物はなんだろう?
聞くのはナンセンスだ。判断材料はいっぱい頂いている。いつも聞いてばかりいて、判断を相手に委ねていた。
親切じゃなく卑怯な手段だったように感じた。
この方の食べたいものを想像してみる。
過去の会話や、過去に1度お会いした旦那さんとの関係性、この方のパーソナリティー、住んでいる地域、これまでの経緯
考えついたのは、
こちらでのフォロー終了後、少しでも不安なく冬の小樽を過ごせるようにと言うこと。
心境を伺うための会話。
「Tさんの住んでる辺りは雪どうですか?僕の家の辺りはこの間酷い目にあって!」などと、冬にまつわる話から、、
僕にできそうな事と言えば
・これまでの経緯をまとめ、膝はたまに痛くなっても当初のような心配はない。という事を本人に分かり易くお伝えすること
・終了して来れないとしても、電話でいつでも気軽に相談出来るよっていう雰囲気作り(ご本人が遠慮しがちな方なので)
・不調を感じた時に行えるセルフケアをお伝えすること
メインディッシュである施術や身体を整えることよりも、こうした献立をたてて関わらせて頂いた。
むしろ、いつもより身体をみる時間は少なかった。
いつもより笑顔。
正解かは分からないけど、よりTさんのことを考えられた気がした。
いつもより少しだけ自信をもって送り出せた気がした。