珈琲職人
親戚の住職さんが先日亡くなり、
その方が良く行っていた喫茶店にご挨拶に「コーヒー一杯でも」ってことで伺った喫茶店。
珈琲屋 デリカップ
https://tabelog.com/hokkaido/A0110/A011001/1006745/dtlphotolst/3/smp2/
店内に入ってすぐ分かった。
手入れが半端ない!!
椅子やテーブル等の木材で出来た家具が、長年の手入れで黒光りのように反射してる。
置いてある楽器が、指紋がないほどにピカピカ。
数名の客が、全員カウンターに座った。
さほど会話もしてない。
トイレも見たくなって入り、出た瞬間、「おしぼり置いておきます」とカウンターの端にある隙間のスペースにおしぼりが置かれた。
なんじゃココは!!!
店員さんと話が弾み、
「42年前にマスターが手作りで内装をやって・・」と、手作り!?というこだわりの内装。
滅多に居ないらしいマスター(70代)が、外で焙煎中。
なんという偶然か!!
もう話が弾む弾む!
マスターの名言集
>掃除は毎日1時間以上ブラッシング。毎日が大掃除。この店にホコリは1つもない
>掃除は男の仕事。
>掃除機は神様
>ここまで出来たのは情熱。それだけ
>それは若い時にしかない
>最初は本当に失敗ばっかりだったし、今もそう。
>看板まで手作り。自分がやりたいだけ
>この地域は店ができてもすぐ潰れる。そういう楽なところで仕事がしたかった
>そしたら好きなことだけやってればいい
>天井の角度は、何度も紙に線を描いて、心地良さを考えた。座ってる時さえ心地良ければ、立って頭が当たったていい。
>焙煎は人には教えられない。これは湿度や天気が頼りで毎日違う。感覚そのもの。
この方も、本当に自分が好きなことをただやってるように見える。
なので、評価されようともしない。自分の店を「内装が安い店」とまでと話す。
自分が楽しく、情熱を磨くだけ。
自分もシンプルに生きたい。