H29.11.27 岡山 【 4日目 】

27日(月)
昨晩のFBの投稿がハチャメチャで、「他の人が読んでもわからない」とご指摘をいただく。
起承転結がない。
起承転結を意識して、改めて書こうとするとものすごく時間がかかっていく。書いては読み直し、ちゃんと書けないのに話せるはずがない。
ここ一ヶ月間、課題として取り組んでいた、「相手にわかりやすく話す」は実りがないことに気づく。
対象者とのコミュニケーションはどうなっていたんだろうかと思うと申し訳なさがこみ上げた。
そして、朝に考えていたのは、森近先生が話していた”岡山での3つのテーマ”が昨日で終了した事。
今日は何を学べるのだろうか。もう3泊もさせていただいているので、5Sの成果をお見せしていかないと。
そんな気持ちだった。
朝から森近先生の顔色がいつもと違う気がする。
今思えば、ただ鏡だったのか。
そう思えば思うほど、どうするべきかばかりを考えクローズ状態に突入。
朝から胃が痛い。
ゆかさんとゆきちゃんが来られ、森近先生の顔をみて一瞬で察した表情が分かった。
やはり何かが噛み合っていない。
そんな中では学びがとても少ない。
覚えていない事が多い。判断もおかしくなった。
アウトレットではクローズ状態から少し脱したように感じた。
倉敷に入る前に饅頭を2つ買う。
奥の料理人の方が、森近先生を見て、馴染みのように目線で挨拶した。
食事に連れて行っていただく時と同様に「こういうのも好きなんだ」と誤解する。
「いつも行かれるんですか?」と聞き、「そうでもない」と答えた。
クローズ状態では冷静な判断力さえ失うようだ。
倉敷美観地区へ。
ある店の店内にミシンが見えて森近先生が覗いた。中の方と目が合って店内へ入った。
中に入り森近先生がスタッフの方と会話をして森近先生が手土産を渡した。久しぶりに会うのかと思った。
奥には作業スペースがあり、生地が並んでいて、全てここで作業しているのかと驚いた。
またペンキを散らせるようにデザインした模様の商品。靴箱にまでそのデザインが施されていて、統一感を出すための工夫を感じた。
過去に連れていって頂いたお店のスタッフとのコミュニケーションが学びに繋がったため、ここでもそこを学ぼうと思っていた。
外に出るなり「コミュニケーションをとると思った、がっかりや」と言われ、驚いた。
ここでも大きな勘違いをしていた。
ここから森近先生の意図ばかりを追うようになった。
せっかくの綺麗な美観地区も素通り。
せっかく美味しい味噌カツを食べても、自分が雰囲気を壊しているのが分かり申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「いつものクローズ状態なので、非習慣な事をしてみようか、いつもと違うパターンでこの状態を打開できないか。」
そんなことをチマチマ考えていると、またクローズ。
ハシの使い方、食べ方、ティッシュの使い方、色々と続けて指導していただき、苦しくなってきた。
これは妻に対して僕がしていることだと、気づいた。
そして妻に申し訳ないなぁと心から思った。
頭では分かっていたのだけど、それを体験できたこと。本当にありがたいと感じた。
クローズな状態が続いていて、以前行った鷲羽山に行ければ、少し気持ちも開けるんじゃないか。
そして3年前との自分の比較ができるんじゃないかと思い、近いかどうかを聞いた。
マンションに寄った後に山へ。3つのスポットにめぐったが、高いところへの恐怖心、ジーンズと靴を言い訳に挑戦をやめてしまった。「森近先生が高い景色はいいなぁ」と言った。
普通なら悔しい気持ちになるのだろうけど、僕には同じ景色は無理なんだろうと思った。森近先生を目標にしても同じ景色にはならない。ここでそう感じることが良いのか悪いんのかは知らないが、先日に聞いた「うさぎと亀の話」がここで体感に変わった。
帰りの車内。
この数日間の食事の話題となり、
内容がとっさに出てこない。こんなに自分は記憶力が悪いのか・・。こんなに???という気持ち。
新しいことが入ると古いことが抜ける」と言われ、すごく不安になった。
そして提示いただいた夕食を作るというテスト。1000円の価値を提供するためにスーパーヘ。
20分という頂いた時間の中で、メニューを決めて夕食の献立を作る。
この時考えたのは、1000円ということよりも、「残して処理に迷惑をかけないこと」「お腹が空いているので時間がかかりすぎないこと」「牛・鳥・豚・・・答えはあるのか???」「感謝を伝えるにはどうしたらいいか」。

とっさに考えるこれらの優先順位。この”優先順位”に鍵があったのだと後に実感する。
なにを一番大事として考えるか??


準備の買い物が終わった時点で、もう後には引けない。
料理を始めた時点で「もうどうすることも出来ないので、覚悟を決めなくては。現状でできる限りをするしかない」と考えたら、少し気が楽になった。
ゆかさんとゆきちゃんが来て気持ちが癒やされた。
覚悟を決めた割には、
「状況が変わった時に、対応できるように」と野菜と肉を少量残した。ゆかさんにも食べてもらえないか、キムチ味が万一食べられなかったら、肉炒めを作ろうという考えは、もちろん裏目に出た。考えすぎて自ら複雑にするのがここでも出た。
森近先生に多くの指導をいただく。

>1000円の価値にするためにメインに重点を置くこと、豆腐や納豆を添える工夫


これは指導頂いてすぐに分かった。自営なのに。もっともっと価値というものに向き合う必要がある。またこうした工夫というのは、臨床の中だけでもがいていても見えない境地だと感じた。自分は自営でやってるのに、何をしてたんだろうと思った。当然こうした辺りが得意分野じゃないといけないんじゃないか!?

>“気持ち”という空回り=ポテトサラダ(それは自分がそうしたいだけで、本当に相手のためのものなのか?)


これが人間関係に結びついていると言われ、最初は???だった。そして「森近先生またスゴい観察眼だ」なんて浅はかに思った。
森近先生がしてくれたこと。振り返ってみると改めて驚きと感謝が湧いてくる。本当におっしゃっている通りだ。
感謝を履き違えていたし、自分勝手な感謝を押し付けている。「感謝している」というのを伝えたかっただけなんじゃないだろうか。
自分にとって大切だと感じていたものを疎かにしていたという事と、これからもっとこうした周囲との関わりが出来るんじゃないかと思うと、変かもしれないけど、凄く今後に期待の気持ちが湧いた。「感謝を伝えるってそういう事か!!」この歳にして初めて分かったのかもしれない。。。
その後は日記に臨む。
緊張状態の中で思い出そうとした所、本当に浮かんでこない。ビックリだ!!頭が壊れたかと思った。
森近先生がお風呂に入り、気持ちを改め、書き始めると記憶が戻って来た。
とっさに出ないこの頭の悪さには困ったものだといつも思うが、「うさぎと亀」の話がよぎった。
出来る事なら今晩中に仕上げ、最終日は振り返るような話をしたいという思いで効率を意識して臨んだ。でもとにかく遅い。
途中で頭が回らなくなって来たのが分かったので、頭をスッキリさせようとお風呂に入った。
1時前頃になり、森近先生から終了の声がかかり就寝。
とうとう終わらなかった。
でも記憶がハードディスクが壊れたような状態ではなかったことに安心するとともに、この日記の作業の必要性を実感して布団に入った。